関大が練習納め ドラ1候補の最速153キロ左腕・金丸「1位でプロに」と決意 代表合宿でのドラ1候補・宗山との対戦も振り返る

 関西学生野球リーグの関大は23日、大阪・吹田市内の同校グラウンドで年内最後の練習を行った。来秋ドラフト上位候補の最速153キロ左腕・金丸夢斗投手(3年・神港橘)が取材に応じ、今季を振り返った。

 今秋のリーグ戦では6勝無敗、防御率0・35と無双。自身2度目の最優秀選手賞を獲得した。「リーグ戦を通して球数を投げて、疲れのある中で後半、球威を落とさずに投げきる感覚をつかめた」と4完投2完封を記録するタフネスぶりを発揮。チームを秋季リーグ3連覇へ導いた。

 最も印象に残っている試合には第4節、立命大との首位攻防戦を挙げた。この試合で金丸は10回6安打1失点、17奪三振の完投勝利。同点の九回には無死満塁とサヨナラのピンチを招くも2者連続三振などで切り抜け、2-1での勝利に大きく貢献した。「あの試合は一番しびれた。本当に成長できた試合かなと思います」と振り返った。

 今月上旬に松山市で行われた大学代表候補強化合宿にも参加した。実践では左腕とともに来秋ドラフト1位候補とされる明大・宗山とも対戦。「注目されるのは分かっていたので、ギアを上げました」と3球三振に斬って取り、実力を見せつけた。

 ドラフトまで1年を切った。「1位でプロにというのは頭にあります」と左腕。それでも焦りはない。「意識しすぎると空回りしてしまうので、あまり背伸びをせず自分のピッチングを今まで通りやることも大事だと思っている。成長しようとしすぎてけがをするのが一番良くないので」と地に足をつけ、冷静に分析できるのも金丸の強みだ。

 最上級生となり、投手陣のリーダーである「投手責任者」にも就任。「自分がしないといけないのは分かっていた」とすでに自覚十分。29年ぶりの春季リーグ制覇へ向け、現在はノースロー調整で体作りに専念している。「冬場でしっかり蓄えて春を迎えたい。最低でも5勝して優勝に貢献できるように」と先を見据えた左腕。2024年を“金丸の年”にすべく着々と準備を進める。

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