プロ野球選手会・会沢会長「手直しするやり方には限度がある」新移籍制度設立求め12球団に提案へ

 プロ野球選手会総会後、会見する日本プロ野球選手会会長・会沢(右)=撮影・北村雅宏
 プロ野球選手会総会に参加する日本プロ野球選手会会長・会沢(撮影・北村雅宏)
 プロ野球選手会総会後、スマホを手にする日本プロ野球選手会会長・会沢(右)=撮影・北村雅宏
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 労働組合・日本プロ野球選手会は7日、大阪市内で定期大会を開き、現行のフリーエージェント(FA)制度に代わる新たな移籍制度の設立を目指し、日本野球機構(NPB)と12球団に交渉していくこと決議した。会沢翼会長(広島)は「ゼロベースで考え直す発想も必要になる」と話した。

 これまでプロ野球選手会は、FA権取得年数を国内、海外、大学社会人出身、高校出身の条件を問わず一律で6年に短縮を要望。人的や金銭による補償を、完全撤廃することなどを求めていた。今回の決議に、会沢会長は「スポーツを取り巻く環境が変化していく中で、今ある制度をベースに手直しするというやり方には限度があるのでは」とした。

 今回の提案は、現行の制度を否定するものではなく、「選手にだけ有利な制度を目的にしたものではない。今の制度をダメだしするものでもない」と前置きした上で、具体案として「プラスな部分は残しながらプロ野球の未来を見て、選手会とNPB、それぞれゼロベースで設計し、それをたたき台にして交渉を続けていくという内容で今日の総会を終えました」と明かした。

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