日本のファンが「即席大応援団」結成 「ファイトソングを」オーストラリア代表公式Xの願いに応えた

 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ・3位決定戦、台湾代表4-3オーストラリア代表」(19日、東京ドーム)

 野球への愛、尊敬の思いが国境を越えた。決勝の日韓戦の7時間前から、三塁側のスタンドには日本のファンがオーストラリア代表へ向けた「即席大応援団」を結成。次第に大きくなっていく声援の輪が、球場全体を大きな拍手で包み込んだ。 発端は18日の夜にオーストラリア代表の公式X(旧ツイッター)で「Oi!私たちは東京ドームでの日本の応援歌とファイトソングが大好きです!オーストラリアのために良いファイトソングを作るにはどうすればいいでしょうか?日本人は私たちのために歌ってくれますか?」と、呼びかけられたことが“友情”の始まりだった。

 この異例ともいえる願いに、国を越えて大応援団が集結。ピンチになれば拍手を送り、好機には中日の昔のチャンステーマ「狙い撃ち」や元阪神のブラゼルの応援歌に、オーストラリア選手の名前を入れながら歌い続けた。少しずつ始まった声援は次第に大きくなり、周囲を巻き込みながら熱を帯びていった。

 この光景に、中日でプレー経験がある豪州代表のニルソン監督は「本当に素晴らしかった。応援してくれたことで力になった」と感謝。惜しくもサヨナラ負けを喫したが、「絶対諦めたくなかった。オーストラリア代表にとって日本は第二の家。この関係が続くことを願っている」と感謝の思いを言葉に込めた。

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