東洋大・岩崎峻典が八回までノーノーペースの快投 エース・細野のベンチ外に井上監督「先手を取りたくて」

 「東都大学野球・1、2部入れ替え戦、東洋大4-0駒大」(11日、神宮球場)

 東洋大が先勝した。先発した右腕・岩崎峻典投手(3年・履正社)が8回2/3を1安打無失点と好投。八回まで無安打の快投で勝利に導き、「変化球が低めに決まったのが良かった。守備も助けてくれて、投げていて楽しかったです」と笑顔を見せた。

 初回を三者凡退に抑えるとリズムに乗った。六回に味方の失策と死球で2死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、後続を打ち取ってピンチを脱出。その後は好守にも助けられながら駒大打線を封じた。九回の先頭に初安打となる右前打を許して、その後2死満塁としたところで、井上大監督が「代えるつもりはなかったけど(マウンドにいく)回数を間違えて代えることになった」と降板した。

 この日は日本ハムからドラフト1位指名を受けたエース・細野晴希投手(21)はベンチ外。井上監督は「(駒大は)細野か野沢だろうなと(思っていたはず)。心理戦だと思っているので先手を取りたくて、リーグ戦が終わった直後に岩崎に(先発を)言った。誰にも口外するなと」と明かした。

 期待に応える投球に指揮官は「最高の準備をしてくれて最高のピッチングをしてくれた」と岩崎を絶賛。その上で、「明日は細野で行きます」と宣言した。

 大事な初戦で最高の仕事を果たした岩崎も「普段は教えてもらっている立場だけど、細野さんもライバルと言ってくれている。良いプレッシャーを与えられた」とニヤリ。最高の形で大エースにバトンを託した。

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