金丸完封で関大3連覇 秋リーグ6戦6勝の来秋ドラ1候補「日本一が目標なので通過点」

 先発で力投を見せた関大・金丸
 
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 「関西学生野球、関大2-0関学大」(20日、わかさスタジアム京都)

 1回戦2試合が行われ、関大が関学大に2-0で勝利し、2季ぶり40度目(旧リーグ含む)の優勝を決めた。秋季リーグは3連覇。来秋ドラフト1位候補の先発・金丸夢斗投手(3年・神港橘)が6安打完封で無傷の6勝目を挙げた。立命大は今秋ドラフト候補の谷脇弘起投手(4年・那賀)がリーグ史上31人目、32度目(完全試合2試合を含む)の無安打無得点試合を達成し、同大に2-0で勝利した。

 またしても相手を制圧した。金丸は2季ぶりの優勝が決まると、マウンド付近で捕手・有馬と熱い抱擁。仲間にもみくちゃにされながら最高の笑顔を見せた。「まずは優勝できてよかった」とほっとした表情を浮かべた。

 決して調子は良くなかった。「悪いなりにどう攻めていくかを考えながら投げた」とこの試合まで5試合連続2桁奪三振を奪っていた投球スタイルを変更。5回まで48球で片付ける省エネ投球で試合を作った。

 六回以降は毎回走者を背負う苦しい展開も要所でギアを上げ、得点は許さず。「有馬さんのミットに投げ込んだら打たれない」と頼れる女房役を信じて最後まで腕を振った。

 この秋は6試合に登板し6勝。防御率は0・35と格の違いを見せつけた。すでに来秋のドラフト1位候補に挙げられる左腕は「日本一が目標なので通過点として一戦必勝で戦っていきたい」とこの先のさらなる大きな目標に向けた戦いを見据えた。

 ◇金丸 夢斗(かねまる・ゆめと)2003年2月1日生まれ。兵庫県神戸市出身。177センチ、77キロ。左投げ左打ち。小学1年から広陵少年野球部で野球を始め、広陵中では軟式野球部に所属。神港橘では3年夏の独自大会で8強入りし、大会打ち切り。関大では1年秋にリーグ戦初登板し、リーグ戦通算19勝。最速153キロ。

(写真説明)2季ぶり40度目の優勝を飾り、胴上げされる関大・早瀬監督

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