楽天・村林「プロ野球選手でショートを守っている以上、取りたい気持ちはある」遊撃でのGG賞獲得を目標に掲げる

 楽天・村林一輝内野手(26)が来季、開幕から遊撃のポジション定着、そしてゴールデングラブ賞獲得を目標に掲げた。

 「プロ野球選手でショートを守っている以上、取りたい気持ちは強くある。まずは試合に出て勝利に貢献して、(GG賞が)見えてきたらいいなと思います」。

 今季は開幕こそ2軍で迎えたが、6月下旬から遊撃のポジションを奪取。安定した守備と、勝負強い打撃で低迷していたチームの救世主になった。8月には一時、調子を落としたが「毎日試合があって、結果は左右できない。準備できるところは準備すると心がけた」と前を向いてプレーし続けた。

 最終的には98試合の出場で打率・256。打点は昨季まで通算6打点だった男が、32打点をマーク。「たくさん試合に出られたことが収穫」と語った。

 一気に存在感を発揮したシーズンにも見えたが、村林自身印象に残っている試合は、いい思い出ではない。「守備は絶対的な数字を残したいと思ってるので、ミスした試合。打席でもよくない凡打が印象に残る」と辛口採点だ。

 来季、さらに飛躍するために「走攻守において課題はいっぱいある」と表情を引き締めた。特に持ち味の守備面では「ピッチャーが打ち取ったと思った打球は絶対アウトにしたい。ファインプレーはその次」と絶対的な安定感を目指す。

 「年月かかりましたけど、今年は結果が出たことによって、来年のビジョンも明確になった」と手応えを感じたのも事実。高卒で入団し8年目でようやく日の目を浴びた苦労人。つかんだポジションはもう誰にも譲らない。

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