復活の佐々木朗希でロッテ王手 3回完全!MAX162キロ 大声援に「気持ち入った」

 「CSパ・ファーストS・第1戦、千葉ロッテマリーンズ8-2福岡ソフトバンクホークス」(14日、ZOZOマリンスタジアム)

 冷たい秋風を忘れさせるほどの熱い「朗希コール」が降り注ぐ。先発のロッテ・佐々木朗希投手(21)が3回完全投球。久々のマウンドでもブランクを感じさせず、CSファイナルS王手へ導いた。

 「日程的に1カ月くらい空いたので、もちろん不安もありましたけど、いい雰囲気の中でできた」

 初回からギア全開。チームがCSで7連敗中だった鷹打線を手玉に取った。周東への初球に161キロを計測。2死から柳田には全球フォーク勝負で空振り三振を奪ってほえた。「ファンの勝つぞという雰囲気がすごかった。引っ張られる形で気持ちも入った」。大歓声を力に変えた。

 2点の援護を受けた後の二回は、2死から三森への4球目にこの日最速の162キロを計測。三回は2三振を奪った。「ゼロに抑えられて良かったし、投げているボールも良かった」と納得の表情だ。

 9月24日・西武戦の先発を発熱のため回避。同17日・西武戦から27日ぶりのぶっつけ復帰登板だった。「2日前のブルペンも良くなかった。それでも監督がいってくれと。結果は監督のせいにして、ベストを尽くすだけだと思って投げた」。体の状態を考慮されて早めの降板となったが、役割は果たした。

 今季は夏場に左脇腹の肉離れで離脱するなど15試合で7勝4敗。後半戦は3試合に登板で2敗と不本意な結果に終わったもどかしさを晴らす快投だった。吉井監督は次回登板について「何日間か(様子を)見て」と慎重姿勢だったが、右腕は「(再び)自分の出番が来たらいい投球ができるように頑張ります」。令和の怪物は静かに闘志を燃やした。

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