ロッテ・佐々木朗、3回完全投球も登板前「本当によくなかった」 1カ月のブランク影響も「結果は監督のせいにして」

 1回、川瀬のスイングをアピールする佐々木朗(撮影・佐々木彰尚)
 3回、躍動感あふれる投球でソフトバンク打線を封じる佐々木朗(撮影・開出牧)
 4回の守備を終えた松川(右)をベンチで迎える佐々木朗(撮影・伊藤笙子)
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 「CSパ・ファーストS・第1戦、千葉ロッテマリーンズ8-2福岡ソフトバンクホークス」(14日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは、投打がかみ合い、完勝。CSファイナルS進出へ王手をかけた。

 先発マウンドに上がったロッテ・佐々木朗希投手は3回パーフェクト&4奪三振の快投を披露。復帰登板でイニング数などが制限される中、完璧な結果をたたき出した。

 9月24日・ソフトバンク戦の先発を発熱のため回避するなど、実戦登板が約1カ月開き、感覚が不安視されていた。佐々木朗も「感覚が本当によくなかったので。2日前のブルペンもよくなかったので、それでも監督が『行ってくれ』と、結果は監督のせいにして、そこはもう自分のベストを尽くすだけかなと思って投げました」と不安を抱えてのマウンドだったことを明かした。

 それでも試合前からファンの大声援に後押しされ、「すごくファンの雰囲気が勝つぞという雰囲気がすごかったので、それに引っ張られる形で気持ちも入ったと思います」と気合いが入ったことを明かした。

 初回、周東への初球でいきなり161キロを計測。2死から柳田には全球フォークで勝負し、空振り三振とした。三回には、先頭・今宮、柳町を2者連続三振に仕留めるなど病み上がりなど全く感じさせない完璧な投球を見せつけた。「ゼロに抑えられたことがまずよかったですし、そのなかで投げているボールも比較的よかったと思います」と自身の投球を振り返った。

 チームがこのままファーストSを突破すれば、次の登板チャンスも生まれる。「勝ってくれると信じて自分の出番が来たらいいピッチングができるように頑張ります」と明るい表情で語っていた。

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