DeNA・三浦監督の継投策的中 宮城&石川の好投でCS決定 阪神戦5連勝締めに「向こうは優勝が決まった後ですから」
「横浜DeNAベイスターズ5-3阪神タイガース」(29日、横浜スタジアム)
DeNAが逆転勝利。三浦監督が送り込んだ総力戦の継投策がはまり、2年連続のCS進出を決めた。
正念場は逆転に成功した直後の五回だった。先発・石田が1死満塁とピンチを作り、ベンチは交代を決断。「まだ早い回だったので」と、阪神・大山へは右腕・宮城を、佐藤輝には左腕・石川をそれぞれワンポイントで投入した。
結果は連続三振で難所を切り抜け、指揮官の起用に若き力が結果で応えた。その後は伊勢、エスコバーもそれぞれ回跨ぎをするなど、ブルペン陣が点差を最後まで守り切った。
試合後の三浦監督は、好リリーフを見せた宮城&石川を「思い切って行け」とマウンドを託したことを明かし、「最高のボールを投げて、いい結果というか最高の結果を出してくれました。何かこれをいいきっかけにしてもらいたいし、本当にナイスピッチングだと思います」とたたえた。
また本拠地で白星をつかみ、2年連続でのCS進出が決定。「目指すは2位」と話す2位・広島まで1ゲーム差まで迫った。三浦監督は「誰一人選手を見ても満足していないですし、次の目標に向かってやっています」と話し、王者・阪神へ5連勝で締めくくれたことに関しては「向こうはリーグ優勝が決まった後ですから、うちはうちで今日の試合に全員が集中して戦えていることが非常に大きい」と足元を見つめた。