今季限りで引退のDeNA・藤田が表明後初安打「勝ちにつながらないと意味がない」喜び控えめも「藤田コール」に感謝
「横浜DeNAベイスターズ0-6読売ジャイアンツ」(24日、横浜スタジアム)
今季限りでの現役引退を表明したDeNA・藤田一也内野手が、八回に引退表明後初安打を放った。
3点を追う八回だ。2死一塁の場面で代打で登場すると、スタンドからは大歓声で出迎えられた。すると中前にポトリと落ちる中前打で出塁。勝利には結びつかなかったが、執念のヒットにスタンドからは「藤田コール」が巻き起こった。
藤田は21日に現役引退を発表し、22日の引退会見では大粒の涙を流して感謝の言葉を紡いでいた。この日の試合後には「うれしいですけど、勝ちにつながらないと意味がない」とし、「しっかり勝ちにつながるヒットを残り試合は打ちたいなと思います」と前を向いた。
またスタンドからの大歓声にも、「十分去年から見てきたので。気持ちいいなと思いながら、プレーさせてもらった。去年のCSもスタメンで使ってもらって、守備位置からこれだけ応援されているんだっていうのも焼き付いているので」と笑い、「期待に応えられるように、チームのためにしっかりやりたい」と話した。