中日に悪夢 先発・小笠原が塩見にグランドスラムを被弾 打線先制も大量7失点KO 立浪監督は厳しい表情
「東京ヤクルトスワローズ-中日ドラゴンズ」(21日、神宮球場)
中日の先発・小笠原に悪夢のような展開が待っていた。味方が同点に追いついた直後の四回、ヤクルト・塩見に痛恨のグランドスラムを被弾した。
快調に立ち上がったかに見えた左腕。しかし2点リードの三回に塩見の適時二塁打、山田の2ランで逆転を許してしまった。それでも味方打線が直後に試合を振り出しに戻したが、さらなる悪夢が待っていた。
四回、先頭からの3連打で無死満塁のピンチを背負った小笠原。投手のサイスニードは打ち取ったものの、1死から塩見に投じた初球、高めに浮いたボールを完璧に捉えられ、バックスクリーンへと運ばれた。
打球を見つめ、口を真一文字に結んだ左腕。ベンチの立浪監督も厳しい表情で見つめていた。四回裏に第2打席が巡ってきたところで指揮官は交代を決断。4回7失点でKOとなった。
チームは試合前まで借金「29」を抱えて最下位に低迷。敗れれば1995年以来の借金「30」となり、2016年以来の80敗到達となってしまう。




