東洋大の最速158キロ左腕・細野晴希は4回2安打2失点 12球団スカウト集結 西武・潮崎氏「魅力的なピッチャー」

 先発した東洋大・細野晴希(撮影・堀内翔)
 4回、日大・友田佑卓に犠飛を打たれて厳しい表情を見せる東洋大・細野晴希(撮影・堀内翔)
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 「東都大学野球、日大6-1東洋大」(18日、神宮球場)

 今秋ドラフト候補に挙がる東洋大の最速158キロ左腕・細野晴希投手(4年・東亜学園)は先発し、4回2安打2失点だった。

 初回、先頭に右前打を許したが、後続を抑えて無失点で切り抜けると、二回には3者連続奪三振。しかし、0-0の四回に連続四球で出した走者2人が生還し、2点を失って降板した。

 開幕週だった9月2日にインフルエンザに感染。同5日から練習を再開した。この日が今季初登板となったが、細野は「インフルエンザになる前は結構良い形で入れていたけど、インフルエンザが明けて、同じような感覚で投げていても、まだちょっと違うのかなという感じはある」と話す。

 ただ、「感覚とずれはあったけど、それはちゃんと練習していたら大丈夫だと思うので、次は大丈夫だと思います」と左腕。「開幕からチームに迷惑をかけてばかりなので、次の試合からはとにかく勝たせられるようなピッチングをして、ちょっとでも貢献していきたい」と力を込める。

 バックネット裏には12球団のNPBスカウトが集結。阪神は畑山統括スカウトら5人体制で視察するなど、各球団も幹部クラスが訪れた。細野は早めの降板となったが、西武・潮崎編成グーループディレクターは「あのくらいのピッチャーだったら評価が上がったり下がったりすることはないと思うので。非常に伸びしろを感じるピッチャー。左の速球派で、コントロールを含めた試合展開で、何を選択するかによってもうちょっと勝てるピッチャーになると思う。魅力的なピッチャーであるのは間違いない」と評価した。

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