日本ハム・松本剛 お立ち台で誹謗中傷に言及 瞳潤ませ異例のお願い「僕も結構くる」「できれば激励に変えていただいて…」
「北海道日本ハムファイターズ5-2オリックス・バファローズ」(13日、エスコンフィールド)
日本ハムが連敗を6でストップ。今季ワーストの借金20を免れた。初回に鮮やかな先制攻撃。7試合ぶりの先制点、8試合ぶりの1イニング複数得点を挙げた。
試合後のお立ち台。3安打2打点と活躍した松本剛は最下位の現状に「毎日、悔しいですね。この前の西武戦、ほぼ満員の状態で始まって六回、七回、ファンの皆さまが帰っていく姿が目に映りまして、僕らの責任なんですが、すごく悔しいなと。最後まで見てもらえるゲームをしたい」と正直な思いを口にした。
日本ハムでは10日に伊藤大海がSNSで誹謗中傷の被害を訴え、11日に新庄監督も「可愛い選手達に誹謗中傷しないでください」と要望した。
松本剛はこの話題に自ら触れ、瞳を潤ませながら「打てずに負けたとき、僕も結構、誹謗中傷くるので」と告白。続けて、「できれば激励に変えていただいて、今日みたいに活躍した試合は、お褒めの言葉をたくさんダイレクトメッセージしていただけたら、選手は結構見ていますので。皆様の声援が力に変わります。一言一言、真摯(しんし)に受け止めて頑張りますので、残り全試合、たくさんの応援よろしくお願い致します」と頭を下げた。
選手会長の異例のお願いに、最後まで残っていたファンから温かい拍手がわきおこった。