この投手力なら下剋上の可能性はゼロに等しい オリックス3連覇後のCSを予想 野田浩司氏の見解
「千葉ロッテマリーンズ0-2オリックス・バファローズ」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
エース山本に続き、宮城の好投でオリックスが2位ロッテに連勝。その差を12ゲームに広げ、優勝マジックを10とした。デイリースポーツウェブ評論家の野田浩司氏はオリックスの3連覇を確信。下剋上の可能性については、投手力の違いと2位以下の“もたつき”ぶりを理由に否定的だ。
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パ・リーグはやはりオリックスの力が抜けてますね。マジックは順調に減って10。こうなると、どうしてもCSに目が向いてしまうが、そのCSもオリックスが順当に勝ち上がると思う。
これまで粘り強い野球をしていたロッテはこのところ元気がない。ソフトバンクも打線に火が着けば面白いと思っていたが、もたついたままでしょう。
調子を上げてきた楽天も含めて言葉は悪いが、2位争いはドングリの背比べ状態という感じで、どのように落ち着くかは読めないですね。
ただ、どこがAクラス入りを決めたとしても、最終的にオリックスがCSを勝ち抜いていくという見方をしているのは私だけではないと思いますよ。何しろ投手力が強すぎる。ここまで強いと、「1勝」のアドバンテージを生かせば、負けることはないでしょう。
第2ステージは山本、宮城、山下を軸にした先発投手陣が休養十分、調整万全で待ち構えているわけですよ。第1ステージを勝ち上がるのに“エース級”から優先投入したチームにとっては苦しいローテになる。毎年のことではあるけど、今年はより一層それを感じる。
2018、19年にリーグ連覇した西武が2年とも2位のソフトバンクに第2ステージで敗れ、シリーズ進出を逃した。
その2シーズン、西武はチーム打率が1位で、チーム防御率が6位。極端なチームカラーだったが、防衛能力の低いチームはモロいというのも明白になりましたよね。19年のソフトバンクはチーム防御率1位でしたから“なるほどな”と思ったものです。
今は“投高打低”の時代。投手力の整備がチーム強化の早道。豊富な先発・中継ぎ陣を持てば、大きな連敗をすることなく安定した成績を残すことができる。セ・リーグでは阪神がいい例でしょう。
この日の試合に故障明けの佐々木朗が先発した。3回を2安打1失点で退いたが、CSに間に合ったのはロッテにとっては心強い材料だろうね。
過去2年間と同様に“下剋上”の可能性は極めて低い。これは僕の考えです。しかし、そこは短期決戦。何が起こるか分からない。CS第1ステージを軽視してでも「第2ステージに勝負をかける」という考え方があってもおかしくないからです。
佐々木朗のような大黒柱を第2ステージの初戦に回すという戦い方。それはエースを起用できないままCS敗退となる危険を伴いますけどね。第1ステージを突破しただけでは何の意味もないと考えるなら、これもありかと。
いずれにせよ、オリックスの3連覇はもう時間の問題。その前に阪神ですか。うーん。野球はやっぱり投手力ですね。




