桐蔭横浜大・古謝 スカウト25人集結も6回5四球 開幕戦で「体が硬かった」
「神奈川大学野球、桐蔭横浜大6-4神奈川工科大」(6日、横浜スタジアム)
開幕し、3連覇を狙う桐蔭横浜大は逆転勝ちで白星発進した。今秋ドラフト候補の最速153キロ左腕・古謝樹投手(4年・湘南学院)が先発し、6回4安打2失点。NPBの11球団25人のスカウトが視察したが、「開幕戦というのもあって体が硬かった」と5四球を出すなど本来の投球ではなかったが、試合は作った。
毎回走者を背負ったが、粘り強く投げた。二回2死一、三塁は8番を三ゴロに抑えて無失点。三、四回にも四球で走者を出したが、本塁は踏ませなかった。しかし、五回に自身の失策も絡んで2点の先制点を献上。終盤に仲間が逆転してチームは勝利し「野手に助けられた」と感謝した。
この日、プロ志望届を提出した左腕。「ドラフトまであと1カ月後くらい。まだリーグ戦があるので、良い意味で意識しないように、リーグ戦で良い投球ができた結果、良いドラフトになれば」と力を込めた。
◆古謝樹(こじゃ・たつき)2001年8月18日生まれ、22歳。神奈川県横浜市出身。182センチ、76キロ。左投げ左打ち。投手。兄の影響で年少から山友スターズ少年野球部で野球を始め、瀬戸ケ谷小でも同チームでプレー。岩崎中では軟式野球部に所属した。湘南学院では1年秋からベンチ入り。桐蔭横浜大では2年春からリーグ戦デビュー。最速153キロ。遠投100メートル、50メートル走6秒3。