U18日本代表がベネズエラに快勝で1次リーグ4連勝 スーパーラウンド進出を決める 打線は11安打10得点 先発・東恩納が4回1安打無失点
「U18W杯・1次リーグ、日本代表10-0ベネズエラ代表」(4日、台北)
日本がベネズエラに快勝し、1次リーグ4連勝。一番乗りでのスーパーラウンド進出を決めた。
三回までは走者を出すも、得点が入らない展開。馬淵史郎監督(67)も「嫌な感じはしていた」ともどかしさを感じていた。しかし、四回に1番・寺地隆成捕手(明徳義塾)のスクイズで先制に成功。寺地は「1点欲しい場面で、(馬渕監督が)自分のチーム(明徳義塾)の監督さんなので準備はできていた。(監督に)絶対に決めろと言われていたので決めてやろうという気持ちで打席に向かいました」と誇らしげに振り返った。
その後も2番・山田脩也内野手(仙台育英)の左前適時打や5番・中山優月投手(智弁学園)の一塁強襲適時二塁打など4連打が飛び出し、この回一挙5得点。六回に4点、七回にも1点を追加し、大きくリードを奪った。
先発は今大会2試合目の登板となった東恩納蒼投手(沖縄尚学)。初回わずか7球で三者凡退と完璧な立ち上がりを見せる。四回の先頭に初安打を許すも1死後、併殺打に打ち取り、4回1安打無失点、4奪三振の好投でマウンドを降りた。2番手の武田陸玖投手(山形中央)、3番手の矢野海翔投手(大垣日大)も無失点でつなぎ、ベネズエラ打線を1安打に封じ込めた。指揮官も「ピッチャー陣がしっかり頑張ってくれている」と投手陣を絶賛した。
スーパーラウンド進出を決めた日本代表。馬淵監督は「安心はしていない。本当の勝負はここから」と気を引き締める。まずは5日、1次リーグ最終戦はオランダと対戦する。「非常に厳しい戦いになる。必死に向かっていきたい」と全勝での1次リーグ突破に向け、先を見据えた。





