大商大・高5回7K 10球団熱視線 ヤクルト・小川GM「(上位 候補の)力ある」       

 「関西六大学野球、大商大13-1神院大」(3日、南港中央野球場)

 2回戦2試合が行われ、大経大と大商大が勝利した。大商大は今秋ドラフト候補の高太一投手(4年・広陵)が先発し、5回4安打1失点、7奪三振でチームを2連勝に導いた。大経大は1勝1敗とし、3回戦に持ち込んだ。

 本調子でなくとも試合を作る。今秋ドラフト候補の実力を示した。高は「状態が悪い中でも勝てる投球をするというのを夏のオープン戦から取り組んできた。それが少しはできたかな」と手応えを口にした。

 初回に直球を狙い打たれて先制を許すと、「直球が走るまでは変化球中心に変えました」と、スライダーとフォークを中心とした配球に変更。二回以降は毎回三振を奪うなど、修正能力の高さを見せた。

 この日は阪神、オリックスなど10球団のスカウト陣が視察。直球の最速は145キロにとどまったが、ヤクルトの小川GMはストレートの質を評価した。ドラフト上位候補かとの問いには「力だけで言えばそういう力がある」と絶賛した。

 試合後、プロ志望届の提出を明言した左腕。「高が投げれば勝てると思ってもらえるような投手になりたい」。チームメートで同じくドラフト候補右腕の上田とともにチームを引っ張る。

 ◆高 太一(たか・たいち)2001年9月26日生まれ、21歳。愛媛県新居浜市出身。180センチ、80キロ。左投げ左打ち、投手。小2から軟式の船木パイレーツで野球を始め、船木中時代は硬式の今治中央ボーイズに所属。広陵では3年時にセンバツ出場。大商大では1年秋から登板。最速151キロ。

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