DeNA・東がキャリアハイの12勝目でタイトル争い前進 床田に戸郷、相手エース撃破にも「ワクワク半分、不安半分」

 好物のバナナで「12」をつくって笑顔を見せる(左から)東と山本(撮影・佐藤厚)
 巨人に勝利し、東(右)とタッチを交わす三浦監督
 2回、岡本和(右)に本塁打を浴びた先発の東
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 「横浜DeNAベイスターズ9-3読売ジャイアンツ」(1日、横浜スタジアム)

 DeNAが4位・巨人との対決で、大事なカード頭を勝ち頭・東で先取。キャリアハイとなる12勝目をマークし、またしても相手エースとの投げ合いを制した。

 初回。先頭の浅野を内角直球で一邪飛に仕留めると、「勢いをつけることができた」。リズムをつかんだ。「調子がよかった」と総じて振り返ったが、試合後には東自らが反省点も言葉にした。二回には岡本和に、六回には長野に被弾。「失投を打たれた」と次戦以降への修正点も忘れないのが、今季の快進撃にもつながっている。

 これでルーキー時代を超える12勝目を記録。また前回は広島・床田に、この日は巨人・戸郷と共に10勝を記録している相手エースとの投げ合いを制することで、最多勝争いにも一歩リードした形となった。

 試合後の三浦監督も「カード頭を任せていますし、今日だけではなく安定した投球を続けてくれている。そういう相手エースと対戦して勝ちきるというのはチームにとっても大きい。東も自信になると思います」と目尻を下げた。

 一方の東自身は相手エースとの投げ合いについて、「ワクワク半分、不安半分」と言う。「ロースコアな展開が予想される中で、先制点やリズムを考えながらやらないといけない。緊張もしますし」と難しさを実感しながら、「対戦は自分の財産になる。緊張感のある中で投げられていることに価値がある」と今後への大きな成長につなげていきたい。

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