楽天・渡辺翔 わずか3球で2失点 石井監督「いつも抑えろというのは無理な注文」

 「東北楽天ゴールデンイーグルス4-5埼玉西武ライオンズ」(31日、楽天モバイルパーク)

 抜群の安定感を誇っていたルーキーが崩れた。1点リードの八回に登板した楽天・渡辺翔太投手(22)が、わずか3球で2失点を喫して逆転負け。勝てば3位浮上の可能性もあったが、連勝は5でストップした。石井監督は「いつも抑えろというのは無理な注文」と右腕を責めなかった。

 あっという間の出来事だった。八回先頭の中村に初球を同点弾にされる。さらに渡部の二塁打でピンチを招くと、犠打の処理で渡辺翔にミスが生まれ、決勝点を献上。自身7試合ぶりの失点は痛い場面で出てしまった。

 一方の打線は3点を追う七回に集中打で一時逆転。チームとしての勢いを感じさせた。これで3位・ソフトバンクとは再び2差となったが、「どんなゲームでも食らいついていくしかない」と気持ちを新たに勝負の9月に臨む。

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