ロッテ・吉井監督「差を感じた」 首位オリックスとの直接対決1分け2敗
「オリックス・バファローズ5-2千葉ロッテマリーンズ」(27日、京セラドーム大阪)
試合終了後、ロッテ・吉井監督の表情は険しかった。首位オリックスとの直接対決は1分け2敗。ゲーム差は今季最大の10・5に広がった。
「チーム力の差を感じた。こちら側がもっとうまくやればチャンスはあった」
同点の三回、先発の森が3連打を浴び2失点。4回3失点で降板となった。指揮官は「本当に負けられない一戦だと思っていたので、やられる前に代えようと思ったんですけど。ちょっと継投が遅れた。それがきょうの敗因」と唇をかんだ。
打線はわずか5安打に封じ込められ「対応するだけの技術がなかった」。初回に先制したものの、その後の得点はポランコのソロのみ。打順は試合数と同じ110通り目。1試合1試合、最適な采配を模索し続ける。
厳しい戦いは続いていく。それでも「一番大事なのは、チャンスがある限りトライしようということ。ミスを恐れずに積極的にプレーしてほしい」。逆転Vは絶望的な状況となったが、どんなに差をつけられようと、懸命にタクトを振る。