ロッテ 沢田が1563日ぶり白星 「1イニングをしっかり投げ切れたのが一番よかった」

 移籍後初勝利で吉井監督(右)と握手する沢田(撮影・西岡正)
 サヨナラ勝ちに笑顔を見せる吉井監督(右)=撮影・西岡正
 8回、投手交代を告げ、ベンチへ戻る吉井監督(撮影・西岡正)
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 「千葉ロッテマリーンズ3-2埼玉西武ライオンズ」(12日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの沢田圭佑投手が、オリックス時代の2019年5月2日・ロッテ戦以来1563日ぶりに勝利を挙げた。昨年6月にトミー・ジョン手術を受け、1年足らずでのスピード復帰。「リハビリは正直、完璧くらいのペースで進んだ。1イニングをしっかり投げ切れたのが一番よかった」と話した。

 1-2の九回から登板し、まずはマキノン、外崎をテンポよく打ち取った。続いて迎えたのは、この日2ランを放った中村。それでもひるまず「あの1イニングの中でも1球目よりも2球目、2球目よりも3球目と良くなっていたので、絶対いけると思って全部真っすぐでいった」と直球勝負。空振り三振に斬り、わずかな点差を守った。

 大阪桐蔭時代は、元阪神で現在は米大リーグ・オリオールズの藤浪とともに甲子園で戦った。現在も登板した際には「毎回、投げていたな見たいなラインを送ってきてくれる」という。沢田は「やっぱりすごいなと僕は常に思って見ているので、彼の活躍を見、日々僕も頑張れている」。元チームメートの活躍が原動力となっている。

 オリックス時代は2度の優勝を経験したが、けがのため戦線には加われなかった。「正直、優勝2回したけど、僕の中では1回も優勝を味わっていないような気持ち。それを今年達成できたら」。復活の一途をたどる右腕が、逆転Vの大きなピースとなる。

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