「1カ月勝てないくらいで…」涙の9勝目の試合後 DeNA・東のSNSに届いた誹謗中傷コメ

 8回、ベンチに引き揚げる東(撮影・佐々木彰尚)
 9勝目を挙げた東(右)とタッチを交わす三浦監督
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 「読売ジャイアンツ2-4横浜DeNAベイスターズ」(11日、東京ドーム)

 DeNAの先発・東が涙の9勝目を挙げた。

 巨人・横川としびれる投手戦を展開。東も「相手の横川投手もいいテンポで投げていましたし、あそこで自分が四球とかで走者をためてリズムを作れないというのが、一番ダメ」と特に回の先頭を意識した粘りの投球を心がけた。

 それでも同点の八回に長野に勝ち越し弾を被弾。マウンド上で両膝に手をつき、ガックリするほどの痛恨の一発を浴びたが、その後も続いたピンチを防いで、最少失点で切り抜けると、直後に牧の逆転2ランが飛び出した。

 味方の頼もしさに、ベンチで東は涙をこらえきることができず。その時の思いについては、「本当に報われたなというか、粘り強く頑張ってきてよかったなという感情が強く出て、牧が一周している間に、こみ上げてくるものがありました」と振り返った。

 東の白星は7月2日以来、約1カ月ぶり。それまでは好投するも勝ち星に恵まれておらず、試合後には「勝ちに貪欲に。粘り強く言った結果、勝ちが転がり込んできた」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 それでも自身のSNSには「『1カ月勝てないくらいで泣くんじゃねーよ』と結構来ていたので」と心ないメッセージも届いていたという試合後。「今日の勝ちはチームとしても大きな勝ちだと思うので、この勢いに乗って残りの試合は勝つしかないので、チーム自体が勝ちに貪欲に頑張っていけたら」と逆襲を誓った。

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