DeNA 代打を送られた佐野「監督の決断。悔しいという思いしかない」ベンチでは目を真っ赤にし涙目に

 7回、好機で代打を送られ、うつむきながらベンチに下がる佐野(7)。右は三浦監督(撮影・吉澤敬太)
 7回、好機で佐野(右)に代打を送った三浦監督(左から2人目)=撮影・吉澤敬太
 阪神に3タテされがっくりの三浦監督(撮影・金田祐二)
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 「横浜DeNAベイスターズ2-3阪神タイガース」(6日、横浜スタジアム)

 DeNAが首位・阪神に本拠地で3連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅。三浦監督が19年以来となる、佐野に代打を送る勝負手を打ったが、勝利にはつながらなかった。

 1点を追う七回1死二、三塁の場面で、主将・佐野に代打を決断。試合後には「難しかった」と振り返るほどの苦渋の選択をし、勝負手を打ったが、代打・楠本、関根が凡打に倒れて無得点に終わった。ベンチで佐野は目を真っ赤に染め、涙目に。それでもすぐさま最前列で手を叩きながら、仲間を鼓舞し続けていた。

 試合を終えて、佐野が帰宅したのは全体でも最後だった。報道陣に対応し、「監督の判断にそれは従うしかないですし、はい。打者として悔しい思いが1番ですね」と話した。

 また「チームが勝つ可能性が高いものを選択して采配するのが監督の決断だったということ。本当にただそれだけ。悔しいという思いしかない」とし、「自分の成績がなかなか振るわずに、こういう状況になってしまっているっていうのはしっかりと受け止めて、来週も自分ができることと最大の準備は怠らずにこれまで通り、試合に入っていきたい」と前を向いた。

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