オリックス・山下まさか 満塁の珍ボークで先制点献上 中嶋監督は判定不服で抗議も認められず 異例の“再確認”で審判集合【解説】

 1回、打者・ハンソンの時にボークで先制を許す山下(手前は生還する三走・清宮)=撮影・中島達哉
 1回終了後に審判団と話をする中嶋監督(左奥)=撮影・中島達哉
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 「北海道日本ハムファイターズ-オリックス・バファローズ」(28日、エスコンフィールド)

 オリックスの山下舜平大投手がボークで先制点を献上した。

 初回2死満塁。投手コーチがマウンドへ行き、一呼吸置いた直後だった。ハンソンへの初球。山下が踏み出す左足のかかとがマウンドに当たり、つまずくようになった。ボールを何とか離し、本塁へ投げたが、ボークの判定。まさかの形で先制点を許した。

 中嶋監督はベンチから猛抗議し、石山球審と話し合ったが、判定は覆らず。日本ハム戦の初登板は苦しい立ち上がりとなった。

 中嶋監督は判定に納得がいかなかったようで、初回を終えてイニング間にもう一度グラウンド内に入り、審判団に再確認。審判団全員が集まり、説明を受けた。

 野球規則5・07aでは、投球姿勢の項目で「打者への投球動作を起こしたならば、中断したり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない」と記述。6・02(a)ボークの項目では「塁に走者がいるとき、次の場合ボークとなる。投手板に触れている投手が、5・07(a)(1)、および(2)項に定める投球動作に違反した場合」とある。

 CS放送で解説を務めた岩本勉氏は「中嶋監督からすれば『投球動作に値しないのか?』。アンパイアにしたら『一回、投球をやめた瞬間があり、あらためてボールを投げた』、と。スローで見たらそういう節もありました」と説明した。

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