新宿がコールド発進 左翼手・野口が好守で貢献「イチローさんの指導のおかげ」昨年11月にイチロー氏から指導受ける

 1回、小山の左飛を好捕する新宿・野口(撮影・吉澤敬太)
 6回、渡辺の適時打で11点目を奪い、大喜びの新宿ナイン(撮影・吉澤敬太)
 力投する新宿の先発・生田(撮影・吉澤敬太)
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 「高校野球東東京大会・2回戦、新宿11-2桜丘」(14日、神宮球場)

 昨年11月末に米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(49)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=に指導を受けた新宿が七回コールド勝ちで初戦を突破した。

 打線は1点を追う六回に打者13人の猛攻で、一気に突き放した。無死一、二塁から4番・二宮康祐内野手(3年)が右翼線への適時二塁打を放って同点に。後続も続き、敵失も絡んでこの回一挙10得点を奪った。

 守備では、初回、2死満塁で、左翼に飛んだ打球を左翼手・野口遼河外野手(2年)がダイビングキャッチのファインプレー。大事な初回の守備で好守を見せ、「イチローさんに、打球の1歩目を焦って早く出すんじゃなくてちゃんと打球の落ちる位置を予測できてから1歩目を出すということを教わって、打球判断のミスによる捕球位置までのタイムロスをなくすことができました。今日のプレーもイチローさんの指導のおかげ」とどこかで見守る“先生”に成長を示した。

 初戦を快勝発進し、田久保裕之監督は「背中の後ろにイチローさんが見てくれているといううちにしかない有利な特権というか、幸せなプレッシャーがありました。コールドになったのはたまたまだと思うんですけど、勝てたことはホッとしています。でも、きっとイチローさんは『おめでとう』とは言わないと思うので。『はい、次ちゃんとやってね』といわれると思うので、すぐ次の準備をしたいと思います」。主将の中沢志弥外野手(3年)も「このチームは甲子園という目標を掲げている。まだ出場したことがないけど、『新宿旋風を巻き起こそうぜ』と話している。一戦一戦、大事に戦っていきたい」と力を込めた。

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