ロッテ・佐々木朗希が6勝目「全員三振取る気持ちで投げた」 100奪三振両リーグ一番乗り&防御率1・50リーグトップ
「ロッテ2-1西武」(5日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの佐々木朗希投手が今季最長の8回を投げ、5安打無失点。6勝目を挙げた。「相手の反応を見ながら組み立てることができた」と振り返った。
初回は、いきなり外崎に初球の158キロ直球を捉えられ左中間二塁打。続く源田に三塁へのバントヒットを決められ無死一、三塁とされた。さらに、マキノンの3球目に投じたフォークが暴投となり、二、三塁。大ピンチを背負った。
それでも、ここから変化球中心の配球にシフトチェンジ。「全員三振取る気持ちで投げた」と、マキノンからは3者連続空振り三振。ここでの決め球はスライダーとフォーク。圧巻の投球で切り抜け、「結果的にそういう風になってよかった」と安堵(あんど)の表情だった。
二回には、先頭・岸を143キロのフォークで空振り三振に。4者連続空振り三振に斬って取り、ここで今季100奪三振に両リーグ一番乗り。この日11奪三振を挙げ、107奪三振に到達した。さらには規定投球回にも達し、防御率は1・50と、こちらもリーグトップに立った。
吉井監督は「立ち上がり、ちょっとピンチになってそこを三振3つで、結構ギアを上げて投げたのでどこまで持つかなと思ったんですけど、八回まで投げてくれました。三振が取れる投手なので、ゴロも多いので、今のところ文句のつけようがない」と太鼓判を押した。