DeNA伊勢&山崎が笑顔取り戻すマウンド 交流戦最終戦の悔しさ晴らす意地の無安打0封 伊勢はため息を歓喜へ「今日は自分を褒めたい」

 9回に登板した山崎
 ヒーローインタビューを盛り上げる山崎(撮影・金田祐二)
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 「DeNA5-3阪神」(25日、横浜スタジアム)

 首位攻防戦での出番を、特別な思いで迎えている2人のリリーバーがいた。八回の伊勢、九回の山崎だ。中5日で向かったマウンドで、笑顔を取り戻した。

 背景には、悔しい前回登板がある。引き分け以上で交流戦優勝が決まる大事な一戦となった19日の日本ハム戦。2点リードの八回に伊勢が2失点、延長十回に山崎が1失点し、勝利の方程式がそろって失点。敗戦した。

 そこからリーグ戦再開までの間に、それぞれが頭の中を整理。初戦は今永が完投し、2戦目は東が完封。3戦目でやり返すマウンドがやってきた。

 それでも八回にコールされた伊勢がリリーフカーで聞いたのは、右翼席からのため息だった。「最近は打たれていましたし」とファンの思いも受け止め、そこで伊勢のスイッチが入った。体の開きと修正ポイントを自らで考えて取り組んできた1週間。阪神打線を無安打に抑え、仕事を果たすと、「今日は自分を褒めたい」。ようやく笑顔が戻った瞬間だった。

 そして、もう1人。山崎も三者凡退に封じ、首位攻防戦3連勝を締めくくった。取り組んだ「自らの生命線」と呼ぶ外角直球を見つめ直し、つかんだ今季17セーブ目。この期間に苦しみ続けた伊勢とも話をしたといい、「誰もが通る道だ、と。プレッシャーがかかるからこそ、わかりあえる部分があると思うんですよね」とうなずいた。

 DeNAの誇るセットアッパーとクローザーの復活。二人で無安打に完璧に抑え込み、首位奪還を現実にした。

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