オフに右肘手術 Vへ懸けたDeNA・佐野の覚悟「頂点をつかみ取りたい」

 「DeNA10-1ロッテ」(17日、横浜スタジアム)

 DeNAは三回、佐野恵太外野手の走者一掃3点二塁打から一挙6得点。計10得点の猛攻で快勝し交流戦10勝6敗とし、交流戦逆転優勝へ希望の光は主将のバットから生まれた。

  ◇  ◇

 決断に、不思議と迷いはなかった。昨オフ、佐野は右肘のクリーニング手術を受けた。リハビリからスタートとなった一年だが、「ごまかしごまかしになるより、不安は取り除いていこう」。目指すは25年ぶりの頂点。それは、万全の状態で貢献する覚悟だった。

 猛練習で築き上げてきた不動のポジションだ。だが、体は悲鳴を上げていたという。歯磨きをするのでさえ激痛。手術を決めると、麻酔科医からは「全身麻酔の危険性」を説明された。すると、佐野はすぐさま行動開始。「死ぬ前に金髪にしてやろう」。人生初めてのカラーリングだ。明るい髪色で手術を受け、後押しされるようにリハビリを開始した。

 自主トレでは体作りから取り組み、現在は完全復活。佐野は言う。「2年前は最下位になってしまい、昨年は2位。もう一つ上り詰めて頂点をつかみ取りたい。僕もここまで下からスタートっていう野球人生だったので」。ドラフト9位、84人目の指名。はい上がってきた男の輝きがある。不安を取り除いた主将にもう、死角はない。(デイリースポーツDeNA担当・松井美里)

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