ロッテ 九回土壇場同点劇も力尽きた 吉井監督前向く「レベル上がってきている」
「阪神6-5ロッテ」(3日、甲子園球場)
黄色一色に染まった聖地で、虎の尻尾を追い続けたが延長十一回に無念のサヨナラ負け。だが、打線は九回に同点に追いつく粘りを見せ、ロッテ・吉井理人監督(58)は「ちょっとずつレベル上がってきている感じがある」と前を向いた。
0-3の七回、1死一塁で大下が移籍後初アーチとなる2ランを放ち勢いづいた。2-5の九回には、1死一、二塁から岡が左翼線へ適時二塁打を放つと、1死二、三塁では藤岡が意地の右前2点適時打。3点を奪い返し、試合を振り出しに戻した。
だが、延長十一回から登板した広畑が、1死満塁から小幡にサヨナラの中前打を浴びた。チームは3連敗を喫し、指揮官は「強いて言うなら、もう一回自分たちがどういう野球をするのかを確認して、その通りやってもらいたい」。ここからの巻き返しを狙う。