日本ハム ドラ3加藤豪将がNPB初打席初安打「メジャーの時とは比べ物にならない」登場曲はミスチル「大事な曲です」

 2回、中前打を放つ加藤豪(撮影・中島達哉)
 2回、手を回しながら生還する三走・加藤豪(撮影・中島達哉)
 2回、加藤貴(右)に迎えられる加藤豪(中央)=撮影・中島達哉
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 「日本ハム5-1ソフトバンク」(25日、エスコンフィールド)

 日本ハムが投打がかみ合っての快勝で連敗を3で止めた。

 この日昇格したドラフト3位の米国出身の逆輸入選手・加藤豪将内野手(メッツ傘下3Aシラキュース)が6番・二塁で即スタメン出場。「Im invincible(オレは無敵だ)」と自らを奮い立たせて入った二回の第1打席で中前打。NPB初打席初安打を記録した。

 「初打席って1回しかないじゃないですか、できるだけエンジョイして楽しもうと思って」と振り返った。

 新庄監督が要求し、ベンチにかえされた記念のボールは加藤豪の手に渡った。メジャーの時のものと2つめの初安打のボール。「このボールはアメリカのよりも大事ですね。緊張がすごい中で打てたのはメジャーのとは全然違うので。比べ物にならないですね」と明かした。

 今季はキャンプ直前に右人差し指骨折、3月13日には右腹斜筋肉離れとすでに2度の離脱を経験した。幼少のころからずっと米国で生活してきた。「僕はアメリカ人なのでわかんないところに入っている、文化の違いがある中でプレーしている。苦労の中でヒットが打てた」と話した。

 登場曲はミスチルの「Tomorrow never knows」を使う。今とは逆に米国の文化に溶け込めなかった少年時代、野球の練習に行く時に聞いた歌だった。

 「本当に苦労しました。アメリカ人の中に入るだけで難しかったので、絶対に練習行きたくなかった。その曲を聴いて試合とか練習にいった自分に感謝ですね。野球をやめていたら今の自分はいないので。大事な曲です」。初心にかえって、日本での第一歩を刻んだ。

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