花園大が13季ぶり優勝へ大きく前進 プロ注目の2年生左腕・小林が7安打3失点11Kで完投勝利
「京滋大学野球、花園大4-3滋賀大」(10日、マイネットスタジアム皇子山)
昨秋3位の花園大が連勝で勝ち点を5とし、13季ぶり2度目の優勝へ大きく前進した。プロ注目の150キロ左腕・小林純大投手(2年・栗東)が先発し、7安打3失点11奪三振で完投勝利。粘り強い投球でチームをけん引した。
悲願へ向けて大事な一戦を託された左腕は立ち上がりからエンジン全開だった。「優勝のかかった試合で緊張したんですけど、いつも通り投げられた」と、初回、2者連続で空振り三振を奪うなど、力強い直球にキレのある変化球を交ぜて相手打線に向かっていった。
ピンチを何度も背負いながらも、粘り強く投げ抜いた小林。122球を投げ切っての完投勝利に「序盤は厳しい展開でしたけど、野手が点を取ってくれたので、何とか抑えようと思っていた」と与えられた役割を全うした。
この試合後に行われている京都先端科学大-仏教大戦で仏教大が勝利するとリーグ優勝が決定。2016年春以来の優勝へ、スタンドで見守る。