ヤクルト・長岡 逆転サヨナラ弾締め 両軍11発!神宮春の弾祭りヤDe

 逆転サヨナラ2ランを放った長岡(7)をもみくちゃにするヤクルト・ナイン(撮影・佐藤厚)
 鯉のぼりを手につば九郎(左)からかぶとをかぶせてもらう長岡
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 「ヤクルト10-9DeNA」(5日、神宮球場)

 プロ4年目で初めて味わった手荒い祝福に、満面に笑みを浮かべた。計11本の本塁打が乱れ飛んだ壮絶な空中戦。土壇場の締めの一発で試合を決めたのは、ヤクルトの若き遊撃手・長岡秀樹内野手(21)だ。1点を追う九回2死一塁で、1号サヨナラ2ラン。2ボールから山崎のスプリットを右翼席へ運んだ。

 プロ初のサヨナラ打となった一発は、人生初というサヨナラ弾。ダイヤモンドを1周し、劇的勝利恒例の祝福に期待を膨らませていた。ところがだ。「水をかけられるのが憧れだったんですけど、予想外すぎて準備してなかったっていわれました」と空振り。まさかのお預けに、苦笑いを浮かべた。

 試合開始時点の打率は・167。ゴールデングラブ賞を獲得した昨季にブレークしたが、今季は開幕から苦しんだ。変化を求め、ベテラン・青木から譲り受けたバットを3日の巨人戦から使用。それから3試合連続安打と状態が上向き、この日は今季初となる1試合3安打をマーク。高津監督は「遠くに打てるのが持ち味。本当に彼のバッティングができた」とたたえた。

 チームは今季最多の10得点で連敗を2で止めた。4試合連続の2桁安打と、上り調子の打線が5月の反攻をけん引する。

 ◆1試合両チーム11本塁打 セ・リーグ最多の両チーム計12本塁打に1本及ばず。最多記録は1980年10月19日(静岡)第1試合、ヤクルト13-10中日。内訳はヤクルト7本-中日5本。NPB記録は80年ロッテ9本-近鉄4本の計13本。なお、1試合チーム最多は9本で、セでは松竹と阪神が記録。

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