DeNA・バウアー 来日初登板初星 本物だサイヤング賞右腕!貫禄7回1失点9K

 来日初登板初勝利を挙げたバウアー(右)は三浦監督と記念撮影
 NPB初登板初先発のバウアー
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 「DeNA4-1広島」(3日、横浜スタジアム)

 大声援を記憶に刻み込むように、DeNAのトレバー・バウアー投手(32)は何度もうなずいた。日本デビュー戦で7回7安打1失点、9奪三振で来日初勝利。「アリガトウ、ヨコハマシカカタン」。見せつけた存在感は抜群だ。覚え立ての日本語を真っ先に言葉にすると、超満員のスタンドはうなりをあげた。

 「今までプレーした野球の試合の中で一番特別だったと思う」

 待ち焦がれた舞台だった。二回には20年の米大・レッズ時代の同僚・デビッドソンに先制弾を被弾。グラウンドを一周する友に向かって、「何てことをしてくれたんだ」と笑った。頑張れ、でも楽しんでほしい。三浦監督の願った98球だった。

 三回以降は走者を出しながらも粘投。四回には味方の援護で同点となり、迎えた五回には1死一塁で打席が巡った。2軍施設で藤田から何度も教わった犠打だ。2球目を転がし、「素晴らしいコーチ。楽な気持ちで決めることができたよ」。猛練習の成果が、勝ち越し点につながった。

 4月25日からのヤクルト3連戦で、1軍に初合流。快晴の横浜に歓迎されるかのように、グラウンドから見上げるスタンドは美しかった。まだ来日して間もない頃はスタンドで試合を観戦した日もある。改めて、「下から見上げる景色を見る方が楽しい」と笑った。

 練習参加だけだった3日間だが、勝利の瞬間まで立ち会ったのは強い意志でもある。「すごくずっと待ち焦がれていた勝利。見ていて楽しいと思ってもらえるプレーができる選手になりたい」。本領発揮はまだ、ここから。始まりの1勝に過ぎない。

◆アラカルト

 ◆名前 トレバー・アンドリュー・バウアー(TrevorAndrewBauer)

 ◆生年月日 1991年1月17日、32歳

 ◆出身 米国・カリフォルニア州

 ◆サイズ&投打 185センチ、92キロ。右投げ右打ち

 ◆主な球歴 11年ドラフト1巡目でダイヤモンドバックスと契約。12年6月にメジャーデビュー。レッズ時代の20年サイ・ヤング賞。15年から5年連続2桁勝利。メジャー通算83勝

 ◆秀才 名門UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で機械工学を専攻。運動力学が得意で“データおたく”でもある。自身を実験台にした上で、独自の練習方法も考案

 ◆素行 捕手のリード批判、ワールドS登板前に趣味のドローンで指をけが、KO降板後に怒りでマウンドからボールをバックスクリーンに投げるなどなど…。21年には女性へのDV疑惑が浮上し、22年に194試合の出場停止処分を受けた

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