西武・今井 2年ぶり歓封 八回1死までノーヒッ投「バランス良く投げられた」

 「西武2-0ロッテ」(13日、大宮公園野球場)

 2-0の九回2死一、二塁でポランコを一飛に仕留め、西武・今井達也投手は右拳を突き上げた。2021年9月11日以来、3度目の完封。八回1死まで安打を許さなかった。打たれたのは単打2本。11奪三振、138球の熱投に「しっかり打者と勝負できた」。9回を投げてのシャットアウトは今季12球団一番乗りだ。

 「初回から変な力みがなく、バランス良く投げられた」と自慢の長髪をなびかせ、強風も味方にした。速球は浮き上がるように伸び、より大きく曲がる変化球も巧みに操る。ノーヒットノーランは五回を終えて意識したそうだが、八回1死から安田に左前へ運ばれても崩れない。2死後、暴投で二進されたが、平沢を内角速球で見逃し三振に仕留め、勝利を手繰り寄せた。

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