巨人 不振の坂本が2年ぶり犠打 七回無死一、二塁で初球をきっちり転がす 長野の勝ち越し打呼び込む

 7回、坂本は投前に送りバントを決める(撮影・佐藤厚)
 7回、坂本が投前にバントを決める
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 「巨人3-2中日」(2日、東京ドーム)

 巨人の坂本勇人内野手が2021年以来、2年ぶりとなる犠打を決めた。坂本がバットを寝かせると、スタンドからは大きなどよめきが起こった。

 六回に1-1の同点に追いついた直後の七回。先頭・岡本和が中越え二塁打で出塁すると、中田も四球で無死一、二塁で坂本を迎えた。背番号6は初球からバットを寝かせて一塁方向へ犠打。絶妙な力加減で打球は転がり、チャンスを拡大した。

 坂本はオープン戦で22打席無安打が続くなど、オープン戦打率・111と苦戦。開幕後もこの打席まで9打数無安打だった。

 ただ、重圧のかかる場面でも初球をきっちり転がし、チャンスメーク。その後、1死満塁と好機が広がり、代打・長野が左前適時打を放った。坂本も長野に向かってガッツポーズを送り、笑みを浮かべていた。

 勝利至上主義の原監督にとっては、坂本のバントは当然の策。「100人いたら100人バントだと思った」と、振り返った。

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