侍ジャパン 栗山監督の後任は「まだ何も考えていない」工藤氏、高橋氏、井端氏らが有力候補

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長が31日、オンライン会見を開催。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりに世界一に輝いたチームを祝福するとともに、次期監督については「まだ何も考えていない」と言及しなかった。

 日本国中が歓喜に湧いた世界一奪還。「本当にこれだけ盛り上がる…声援、支援は想像をはるかに超えたところまでやっていただいた」と驚きの言葉で振り返るとともに、「野球が本当に面白いなと、そういうところを存分に見せることができたのかな思っています。このまま、この勢いでNPBのスローガン通りに無限大に進んでいきたいと思っています」と前を向いた。

 栗山英樹監督(61)は試合後の会見でも「肩書のない人に戻る」など、今大会限りで退任の意向を示しているが、後任については「まだ何も考えていません」と説明した。

 関係各所の優勝報告なども予定され、任期は5月まで。11月に東京ドームで開催される「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」(日本、韓国、台湾、オーストラリアが参加)が新体制での初陣になるが、「ゆっくり考えていく?はい、その通りでございます」と、慎重に後任探しを進めていく考えだ。

 NPBでは、前ソフトバンク監督の工藤公康氏(59)、前巨人監督の高橋由伸氏(47)、東京五輪でコーチを務めた井端弘和氏(47)らの候補を軸に、7月新体制発足を目指している。

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