甲子園で初めて女子部員がノッカー 城東の女子マネジャー・永野悠菜さん

 試合前にノックをする城東・永野悠菜さん(撮影・伊藤笙子)
 試合前、ノッカーを務める城東・永野悠菜さん(撮影・北村雅宏)
 ノッカーを務める城東・永野悠菜マネジャー(撮影・北村雅宏)
3枚

 「選抜高校野球・2回戦、城東-東海大菅生」(22日、甲子園球場)

 21世紀枠で初出場の城東(徳島)の女子マネジャー・永野悠菜さん(3年)が試合前の守備練習で女子部員として初めて甲子園でノッカーを務めた。選手と同じ試合用ユニホームに身を包み、両手には白の打撃用手袋を着用。内野のボール回しの後、最初の約2分間で内野ノックを担当した。その後は新治良佑監督(35)と交代し、ヘルメットをかぶってボール渡し役に回った。

 城東は今大会出場36校の中で最少の部員13人。県内屈指の進学校で新チーム結成後は2学年で選手12人、女子マネジャー1人の計13人という少人数で文武両道に励みながら昨秋県大会で4強入り。永野さんは旧チームの昨年4月から部員不足を補うために練習中にジャージー姿でノッカーを務めていた。

 今年1月末にセンバツ出場が決まると“13人目の選手”として、男子部員と同じように試合用ユニホームの採寸を行っていた。3月上旬の練習試合では初めてユニホーム着用でノッカーを務めた。「ユニホームを着ると、やっぱり13人で戦っている感じが持てた。(甲子園での)本番では緊張してうまくは打てないと思うけど、うまく打つことを重視するのではなく、一球一球に思いを持って打ちたい」と話していた。試合中は制服に着替え、記録員としてベンチ入りし、スコアを付ける予定。

 甲子園では昨夏から試合前ノックのボール渡しや練習補助、試合中のボールパーソンが認められている。この日の第1試合では光(山口)の女子マネジャー・西原さくらさん(3年)が女子部員として初めて甲子園でノック補助を務めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス