「アウト」終了→再開→終了 判定混乱 審判謝罪 大分商・江口が二塁踏まず帰塁「頭パニックに」

 大分商-作新学院の試合終了後に説明をする球審(撮影・伊藤笙子)
 9回、丸尾の左飛で帰塁後、何が起きたかわからず放心状態の一走・江口(左)=撮影・伊藤笙子
 9回、大分商・丸尾の左飛で二塁を回っていた一走・江口(9)はベースを踏まずに帰塁。アピールプレーの末、アウトとなり試合終了
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 「選抜高校野球・2回戦、作新学院8-6大分商」(19日、甲子園球場)

 1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。第2試合は作新学院(栃木)が8-6で大分商(大分)を破った。

 第2試合は「珍事」でゲームセットだ。大分商が2点を追った九回1死一、二塁。丸尾の左飛の際、一走・江口は二塁ベースを回ったが、いったん越えた二塁を踏まずに一塁へ。その後、二塁塁審が正式なアピールプレーが起こる前にアウトと宣告。両軍が整列しかけたが、必要だった作新学院側のアピールはまだだった。

 審判団の協議後、説明なく試合は「2死一、二塁」から再開。改めて二塁にボールを送ってアピールした段階で3アウト目を認め終了。その後、野口球審は「正式アピールがある前に二塁塁審がアウトを宣告した。大変申し訳ありません」と場内アナウンスした。

 窪田大会審判副委員長は走者に追い越しについては「明確に追い越しの認識はなかった」と、アピール前に宣告してしまったアウトだったことを説明。江口は涙が止まらず「自分の判断ミスで帰った。踏んだつもりで帰った。頭の中がパニックになった」と振り返っていた。

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