ヤクルト・ドラ1吉村貢司郎 圧巻の快投 5回無失点、6者連続含む7奪三振

 力投する吉村(撮影・金田祐二)
 笑顔でナインに迎えられる吉村(撮影・金田祐二)
 力投する先発の吉村(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、ヤクルト-阪神」(19日、神宮球場)

 ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(東芝)がホーム神宮球場でプロ初登板・初先発を果たし、5回無失点で、途中6者連続三振を含む7奪三振の快投をみせた。

 初回、無死二塁で阪神のドラフト1位・森下(中大)とドラ1対決。実は社会人時代に1度対戦済みで、その際は当時大学日本代表の森下にデッドボールを与え、骨折させてしまった苦い思い出がある。

 後日LINEで「すみませんでした」と陳謝したが、勝負は別。「(死球を)当てたからといってもインコースも投げると思います、そこら辺は勝負だと思っているので」と宣言していた。

 前言通り、初球から内角をつく148キロの直球でファウル。2球目もスイングされ、鋭いピッチャー返し。それを吉村が好反応でグラブに収め、飛び出していた二走・近本を挟殺プレー。さらに森下が2塁を狙うも走塁死で併殺を奪った。

 続く渡辺諒に二塁打を許すも、大山をフルカウントから空振り三振に仕留め、阪神の1番から4番までのドラフト1位打線を無失点に抑えた。

 二回は、佐藤輝を見逃し三振、ノイジーも見逃し三振。そして板山を149キロの直球で空振り三振を奪い、この回三者連続三振。さらに三回の坂本、小幡も三振に仕留め、一回の大山から圧巻の6者連続三振を奪った。

 四回の先頭、森下と二度目の対決は、4球目の変化球で膝をつかせる空振り三振。五回は2死から四球と安打でピンチを作るも、小幡を左飛にうちとった。

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