沖縄尚学・仲田、センバツでは沖縄県勢初の満塁アーチで初戦突破「甲子園でホームラン打ててよかった」

 8回、安打を放つ沖縄尚学・仲田侑仁(撮影・石井剣太郎)
 3回、左中間へ満塁本塁打を放つ沖縄尚学・仲田侑仁(撮影・伊藤笙子)
試合に勝利し、喜ぶ沖縄尚学ナイン=甲子園球場(撮影・石井剣太郎)
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 「選抜高校野球・1回戦、沖縄尚学4-3大垣日大」(18日、甲子園球場)

 9年ぶり7度目の出場となった沖縄尚学が、接戦を制した。主役となったのは、今大会1号となる満塁弾を放った4番・仲田侑仁内野手(3年)だ。センバツでは沖縄県勢初の満塁アーチ。2回戦進出を決め、同県勢の春通算30勝となった。

 豪快な一発は三回。2死満塁で打席を迎えると、大垣日大(岐阜)の先発・山田が投じた134キロの直球を完璧に捉えた。高々と舞い上がった打球は左中間席に着弾。高校初となる満塁弾に「芯で打った感触があって、自分の中で『入れ』って思ってました。甲子園でホームランを打ててよかった」と笑みを浮かべた。

 本番へ向けて磨いてきたのが、1球で仕留める確実性。練習では打撃マシンを通常の18メートルよりも2メートル手前の16メートルに設置し、体感速度を上げて速球対策をしてきた。

 高校通算17本塁打を誇る主砲。参考にするのは侍ジャパンメンバーの巨人・岡本だ。「YouTubeとかで見ています。自分にしっくりくるフォームだった」と研究し、習得に励んだ。

 2回戦は、24日の第1試合でクラーク記念国際(北海道)と対戦する。「次の試合も接戦になると思うんですけど、1点をものにして、次の試合に挑みたいと思います」と仲田。2008年以来となるセンバツ制覇へ、チーム一丸となり頂点を狙う。

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