巨人・原監督「何て言っていいか言葉が出ないね」OP戦で異例のマウンド喝!乱調の堀岡に
「オープン戦、阪神5-3巨人」(12日、甲子園球場)
巨人・原辰徳監督がオープン戦では極めて珍しい行動を取った。
超異例の光景だった。3-4と逆転された六回。自滅した堀岡の降板を告げた原監督が、そのままマウンドに向かった。身ぶり手ぶりで、厳しい表情を浮かべて右腕に語りかけた。
2点リードの六回に登板した堀岡は、先頭打者を含めた2四球などで無死満塁のピンチを招く。新人・森下に痛恨の押し出し四球を与え、板山に2点適時打を浴びて傷口を広げた。試合後、指揮官は「何て言って、いいかは言葉が出ないね」と苦い顔だ。
「まだできる人だと思っている。彼はまだ若い。せっかく積み上げてきているわけだから。もう1つ2つ、積み上げてほしいなと兄貴心であり、親心であり」。24歳は育成から支配下再登録後、初登板だった。期待が大きいからこそあえて厳しく接し猛ゲキを飛ばした。
シーズン中でも勝負どころでマウンドに足を運ぶ将。オープン戦では極めて珍しい行動だったが直接、自らの言葉で堀岡にその思いを伝えたかったのだ。今年初の伝統の一戦は、“糧”とする重要な試合にもなった。





