「オープン戦、楽天３－２ＤｅＮＡ」（９日、草薙総合運動場野球場）

　楽天ドラフト２位ルーキー・小孫竜二投手（２５）＝鷺宮製作所＝が、オープン戦２度目の登板で４回５奪三振２失点と力投した。

　緊迫した場面も落ち着いていた。１点リードの九回、４イニング目に突入した小孫は先頭の四球から１死二塁のピンチを招く。ただ「ランナーを絶対に返さない気持ちだった」とギアアップ。楠本、小深田と連続三振に仕留め、試合を締めた。

　前回登板、先月２６日のヤクル戦（浦添）では制球がばらつき３回３失点。その結果を踏まえた、この日のマウンドに「三振もとれたし、内容的にはよかった。ちゃんと続けていきたい」と納得の表情だ。

　それでも八回に不運なヒットを含め、４連打を浴び２失点した部分は「一つ高めに浮いたり、フォームが緩んだ」と反省。「これからまた修正したい」と力を込めた。

　現時点では、先発か中継ぎかを見極められている右腕。「任されたところで投げるだけだと思っている。何とか１軍に入りたい」と開幕１軍へこだわりはないと語った。