東洋大の最速155キロ左腕・細野晴希、オープン戦今季初登板は3回4安打4失点 自己採点は「10点くらい」 阪神など5球団が視察
「オープン戦、上武大8-6東洋大」(2日、上武大学野球場)
今秋ドラフト上位候補の東洋大・細野晴希投手(3年・東亜学園)がオープン戦で今季初登板した。最速155キロを誇る左腕を阪神など5球団のスカウトが視察。強風の影響も少なからずあったが、3回4安打4失点と納得のいく投球ができず、「(今日は)10点くらい。初回に2点をもらったあとに、いきなりデッドボールとファーボールで3点取られてしまって、試合を壊してしまった」と反省を口にした。
2-0の初回、先頭にカウント1-2から死球で出塁を許すと、続く2番には四球を与え無死一、二塁に。3番の右翼への適時二塁打で、1点を献上した。なおも無死二、三塁で、今秋ドラフト上位候補の4番・進藤勇也捕手(3年・筑陽学園)を、バットをへし折る三ゴロに打ち取ったが、その間に三塁走者が生還し同点に。2死三塁では中前適時打で勝ち越しを許した。
この日の最速は147キロ。反省点もあったが3三振を奪い、「インコースにしっかり真っすぐを投げられたし、要所要所ではいい球が何球かあった。悪かったところもあったけど、そこも前向きに捉えていけたら」。約1カ月後に開幕する春季リーグに向けて「去年からのテーマのファーボールを直しつつ、焦らず徐々に上げていければ」と話した。