日本ハム・新庄監督 大敗に無言 ほど遠い「1点守る野球」4失策すべて失点につながる

 「練習試合、楽天13-2日本ハム」(12日、金武町ベースボールスタジアム)

 日本ハム・新庄剛志監督の姿は、すでに球場になかった。試合終了直後、報道陣が指定の取材エリアに到着すると、球団広報から「監督は試合後すぐに帰りました」と発表された。いいところのない大敗。取材対応をしない時に残してきたコメントすら、この日はなかった。

 「今年は全ての試合、どんな試合であろうが勝って勝ち癖をつけて開幕まで全部勝つ。で、開幕のスタートダッシュに向けてやっていく」。9日の練習試合サムスン戦(名護)で掲げた全勝宣言。対外試合2戦目で早くも土がついた。

 4失策がすべて失点に結び付いた。象徴的だったのは八回。現役ドラフトで獲得した松岡が5点を失ってなお1死一、二塁の場面で二塁けん制が大きくそれる。バックアップした中堅・アルカンタラもお手玉。新庄監督は思わずベンチで下を向き、足で地面に文字を書くようなしぐさを見せるしかなかった。

 期待の松岡は結局1回6安打7失点の大乱調。四回には名手・上川畑が適時失策。八回には野村の適時失策。指揮官が掲げてきた「1点を守る野球」とはほど遠い内容となった。

 “飛車角落ち”のスタメンの相手に対し、こちらはキャンプ初日の紅白戦からほぼ不動のベストメンバー。それでも開幕前哨戦は言葉を失うほどの大敗だった。

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