ロッテ・ドラ1菊地 ライブBPで好投!堂々投球「タイミングが合ってきた」
「ロッテ春季キャンプ」(10日、石垣島)
“初登板”に納得の表情を浮かべた。ロッテのドラフト1位・菊地吏玖投手(22)=専大=が実戦形式のライブBPに初登板し、打者3人に対して15球を投げ、安打性の当たりを2本に抑えた。
プロ入り後初の対打者にも、堂々とした投球を披露した。登板前のキャッチボールではリリースのタイミングが合わず暴投も。だが、マウンドに立つと表情を引き締め「フォームのタイミングが合ってきた」と強心臓で上々の結果を残した。
高部の初球にはカーブを投じ、フルスイングの空振りを奪った。「低めが引っかかりすぎてる感がまだあるけど、空振りが取れたのはバッターから見たらいい変化球だった」。吉井監督も「何も問題なかった。ブルペンより、打者に投げる方が力強く投げられていた」と評価した。
ただ、右腕は「(変化球時に)腕が緩んでいると高部さんから教えていただいた。プロのバッターには見切られてしまうので一番に改善したい」と課題解消に努める。伸びしろ十分のルーキーが腕を磨いていく。
◆菊地 吏玖(きくち・りく)2000年6月13日生まれ、22歳。北海道出身。183センチ、93キロ。右投げ左打ち。投手。札幌大谷から専大を経て22年度ドラフト1位でロッテ入団。今季推定年俸1600万円。背番号28。最速152キロの直球とキレのあるツーシームが武器。