侍・村上「日本の4番」になる! セ界一から世界一へ WBC先行メンバー選出

 笑顔で馬のポーズをする村上(中央)
 打撃の感触を確かめる村上
2枚

 ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が6日、青木宣親外野手(41)、塩見泰隆外野手(29)らと都内の神宮室内練習場で自主トレを公開。この日、正式にWBCメンバー入りが決まり、練習後の取材で「日本の4番を打ちたい」と明言した。セ・リーグ2年連続MVP、史上最年少三冠王と記録を作り続ける若き大砲が4番に座り、エンゼルス・大谷らと世界一奪還を目指す。

 村上は年始恒例の青木組の自主トレに参加し、練習を公開。世界を舞台にした戦いへ、気持ちも高まっている。WBC公式球でのキャッチボールや、今年初めてのマシン打撃などで調整した。終始和やかな雰囲気で、練習をこなした。

 この日、WBC日本代表12人が先行発表。日本代表・栗山監督からはダルビッシュ、大谷らの名前が挙げられ、最後に村上の名前が発表された。選ばれたことには「その舞台に立てることがうれしい。WBCに憧れて野球を始めた。4番を打ちたいという思いはすごくある」と主軸への熱い思いも吐露した。

 同時に選出された大谷、ダルビッシュ、鈴木らMLB所属選手と一緒にプレーすることについて「すごく幸せ。なかなか経験できないことなので楽しみ」と期待を膨らませる。自身も昨年の契約更改で、メジャー挑戦への思いを明かしているだけに「一緒にプレーして肌で感じ、気になったことを聞きたい」と、オールジャパンならではの特権を存分に生かすつもりだ。

 また、3月開催のため例年より早い調整が求められるが、そこにも冷静に対応。「焦らず、集中力や試合に向けてモチベーションを上げることに注力したい」と力を込めた。

 「日本代表は心技体、共にそろった選手が選ばれている。とにかく全力で頑張るだけ」。昨年11月の強化試合では3試合で4番を打ち4本塁打。冷静さと秘めたる熱さを備えた燕の4番が「日本の4番」に座り、最強チームとともに栗山監督を世界一に導く。

 ◆村上の侍ジャパン 19年3月の強化試合・メキシコ戦2試合に7番で出場し計7打数2安打。21年東京五輪は5試合に8番・三塁で出場し15打数5安打1本塁打3打点。決勝の米国戦でソロ本塁打を放つなど金メダルに貢献。22年11月の強化試合は3試合に4番で出場し11打数5安打6打点。毎試合となる4本塁打を放った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス