新井貴浩、吉井理人、松井稼頭央が目指す「新人監督V」 過去に17人、日本一達成は9人
プロ野球の2023年シーズンへ向けて、広島・新井貴浩監督、ロッテ・吉井理人監督、西武・松井稼頭央監督の3人が新人監督として公式戦に臨む。直近で新人監督がリーグ優勝を飾ったのは21年のオリックス・中嶋監督。代行を務めた20年8月からチームを指揮していた。(敬称略)
2リーグ分立後、新人監督が優勝したのは以下の通り17人。
1950年・湯浅禎夫(毎日)
1960年・西本幸雄(大毎)
1961年・川上哲治(巨人)
1975年・古葉竹識(広島)※シーズン途中就任
1981年・藤田元司(巨人)
1986年・森祇晶(西武)、阿南準郎(広島)
1998年・権藤博(横浜)
2002年・原辰徳(巨人)、伊原春樹(西武)
2004年・落合博満(中日)、伊東勤(西武)
2008年・渡辺久信(西武)
2012年・栗山英樹(日本ハム)
2015年・工藤公康(ソフトバンク)、真中満(ヤクルト)
2021年・中嶋聡(オリックス)
このうち日本一となったのが9人で、50年・湯浅監督、61年・川上監督、81年・藤田監督、86年・森監督、98年・権藤監督、02年・原監督、04年・伊東監督、08年・渡辺監督、15年・工藤監督。
ちなみに、18年からの直近5シーズンに限れば最も多いのが2年目V。18年の西武・辻監督、21年のヤクルト・高津監督、そしてオリックスで連覇を果たした22年の中嶋監督となっている。
なお、23年に就任2年目を迎えるのは中日・立浪監督、ソフトバンク・藤本監督、そして日本ハム・新庄監督となっている。
ちなみに19、20年で連覇した巨人・原監督は第3次政権の1、2年目シーズン。23年は第2次政権1年目を迎える阪神・岡田監督に注目が集まる。