ロッテ・金子コーチが佐々木朗に「肩肘が心配」清宮の課題は「心の部分。1つの負に弱い」

 中日・片岡篤史2軍監督が11日までに、自身のYouTubeチャンネル「片岡篤史チャンネル」を更新。ロッテの金子誠1軍戦略コーチ(47)と対談し、ロッテ・佐々木朗、日本ハム・清宮らについて意見を交わした。

 金子コーチは日本ハムでの現役とコーチ時代にダルビッシュ、大谷、楽天・田中将らを見てきた。片岡2軍監督は金子コーチに、佐々木朗の投球の良さについて質問した。

 金子コーチは「真っすぐは本当に速い。目で追いきれない。ただ、よく言うシュート成分が多いから、真っすぐは右バッターのインコースに行ったのを打っちゃうと(詰まって)グッてなっちゃうけど、左バッターをしっかり仕留めるにはもう少しストレートの成分が変わってこないと、きついのかな。ただ、困った時のフォークがストライクも取れるし、振らすこともできると」と話した。

 一方でそのフォークの危険性も指摘。「たぶん(肩肘に)負担が掛かっていると思う。本当に挟むんですよ、一塁ベースコーチやっている時に握りを見たけどがっつり挟んでるから。落とそうと思ったら肩肘に負担が掛かるんじゃないかなと心配して見ていました」と佐々木朗の武器でもある高速フォークの影響を危惧した。

 また、片岡2軍監督は今季自己最多の18本塁打を放った清宮について「良くなったと思う。フェニックス(リーグ)で見たけど体を絞れて、スイングにキレが出てきたし。間違ったら(本塁打)いくんじゃないかなっていう雰囲気になってきたと思うよ」と話すと、今季まで日本ハムでコーチを務めた金子コーチは「全然、もっと打つと思います。目がいいからもっと打ちますよ」と同調した。

 一方で入団から成長過程を見ており、「(清宮が入団してから)4年間、守備コーチもバッティングコーチもやりましたけど、いい時期が1週間あったら、悪い3週間が来るんですよ。こっち(悪い時期)が長い。なんとかしてここ(悪い時期)を短くできないかな、と思ったり」と課題も指摘した。

 続けて「1つの負のことに弱い。例えば、調子がいい時に1つエラーをした。それが勝敗に直結したとなると、ずっと良かったものが見るからに落ちちゃう。心の部分だと思うんですけど、顔を見たら分かります。ベンチで。調子がいい時は本当にキョロキョロしてるけど」と明かした。

 さらに「調子が悪い時は…」と話すと、金子コーチは清宮のマネをして呆然と一点を見つめる姿を見せた。

 来季から同一リーグで対戦することになるが、「野村と清宮にはね。退団するって分かっているんですけど、(秋季練習で)400球ぐらい投げたんです。やっぱりかわいいのよ、あの2人。上川畑とか、ファイターズをを背負っていくんだろうなと思いながら。ポテンシャル高いですし」と成長を期待していた。

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