オリックス・ドラ1曽谷 能見グラブで「新人王目指す」 球団通じてのプレゼントに感激
オリックスのドラフト1位・曽谷龍平投手(21)=白鷗大=が24日、栃木県小山市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で仮契約を結んだ。背番号は17に決定した。(金額は推定)
憧れの左腕から最高の入団祝いが届いた。今季限りで現役を引退した能見篤史氏(43)が阪神時代に使用していたグラブが球団を通じてプレゼントされた。息の長い選手を理想とし、現役生活18年の同氏を目標にしていただけに「うれしすぎて言葉が出なかった」と感激しきりだった。
「新人王を目指す」と1年目の目標もできた。最速151キロから繰り出されるキレのある直球が武器の左腕。福良GMも「1年目からローテションに入ってチームの柱になって欲しい」と即戦力として期待を寄せた。
「長いプロ野球生活を送れるように」と曽谷。能見氏のグラブに誓いを立てるように力強く抱負を語った。
◆曽谷 龍平(そたに・りゅうへい) 2000年11月30日生まれ。奈良県斑鳩町出身。21歳。182センチ、80キロ。左投げ左打ちの投手。明桜高から白鷗大に進学。3年秋のリーグ戦では6試合の登板で50三振を奪い、シーズンの奪三振記録を更新。直球は最速151キロ。対戦したい打者は明桜高時代の同級生のロッテ・山口。