東海大菅生が決勝進出 最速148キロのエース日当が2失点完投「ダチョウ並みの回復力」で連投辞さず

 10安打2失点で完投した東海大菅生・日當
 勝ち越しの左前適時打を放つ東海大菅生・日當
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 「秋季高校野球東京大会・準決勝、東海大菅生3-2日大三」(12日、神宮球場)

 2年ぶりのセンバツ出場を目指す東海大菅生が日大三との接戦を制し、決勝進出を決めた。

 最速148キロを誇るエース・日当直喜投手(2年)が投打で躍動した。走者を背負っても粘り強く投げ込み、10安打2失点で完投。1点リードの九回に連打で1死一、二塁のピンチを背負ったが、3番を遊撃の好守で併殺に打ち取り、雄たけびをあげた。

 バットでも魅せた。同点の八回2死一、二塁で左前適時打を放ち勝ち越し。「たまたま当たった。昨日両親が結婚記念日で『たまには自分が打って勝つ』と伝えていた」と有言実行の決勝打で、スタンドで応援した両親にプレゼントを贈った。

 決勝進出を決め、2年ぶりのセンバツへ大前進。昨秋から都大会3連敗中だった相手にリベンジを果たし、「うれしい」と笑みをこぼした。ただ、「うれしさに浸っていたら決勝で勝てない。明日絶対勝って勝ちをかみしめたい」と表情を引き締める。

 この日は135球の力投を見せたが、若林弘泰監督は「(日当は)ダチョウ並みの回復力がありますから」と明日の決勝でも連投する可能性を示唆。日当自身も「(回復方法は)暇があったら音楽を聞きながら寝ると結構いい。お気に入りの歌は『やるしかねえ』」と気持ちの準備は万全だ。東京の頂点を勝ち取るため、エースが全力で腕を振る。

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